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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ 二一八 ルイズは君を従えて教室をあとにし、食堂へと向かう。 君たちのあいだに会話はない。 「……笑いたきゃ笑いなさいよ」 ルイズが低く小さな声で、沈黙を破る。 「そうよ、わたしは魔法をまともに成功させたことなんて、一度もない。爆発以外の結果が出たのは、あんたを召喚して契約したときだけ」 さらにルイズの言葉は続く。 トリステイン王家にも近しい名門貴族の令嬢である自分だが、幼いころから魔法を使えないことで嘲笑われ、家族にも責められてきた。 この魔法学院に入学した後も、いっこうに才能は開花せず、このままでは退学を強いられるかもしれない。 しかし、あきらめずに修練を続ければ、いつかは必ず四つの系統のいずれかを身につけ、一人前の魔法使いになれるはずだと言う。 この少女はただ高慢で我儘なわけではなく、しっかりとした芯の通った性格のようだ。 「変ね、昨日知り合ったばかりの平民相手に、こんなこと話しちゃうなんて」 話を終えたルイズに君は、主人の愚痴を聞くのも≪使い魔≫の仕事なのかと答えて、 「下僕が生意気言わないで」とルイズに叱られるが、 彼女もいくらか鬱憤が晴れた様子だ。 「今度はちゃんと食堂に来なさい、これは命令よ!」 いつもの高飛車な調子に戻り、振り返って君がついてくるのを確認しながら食堂に足を踏み入れる。 教室の後片付けの次は、給仕でもやらされるのだろうか?一九六へ。 一九六 今朝、トリステイン魔法学院の食堂を外から眺めた君は、まるで神殿だとの感想を抱いたものだが、こうして内側から見てみるとむしろ 王宮のようだと思う。 金糸や銀糸で刺繍がなされたテーブルクロスが掛けられた、信じられぬほど長大なテーブルが平行に三卓並び、数えきれぬほどの椅子が 用意されている。 テーブルごとに集まっている生徒たちのマントの色が、それぞれ違うことに君は気付く。 マントの色には茶・黒・紫があり、どうやらこれで階梯の区別をつけているようだ。 フレスコ画の描かれた高い天井を見上げたのち視線を下げると、中二階らしき場所に教師役の魔法使いたちの姿が見える。 学院内のすべての魔法使い、数百人の術者が、ここに集まっているようだ。 「感謝してよね、この『アルヴィーズの食堂』にあんたみたいな平民を連れてきてあげたんだから」 食堂の壮大な規模と豪華絢爛ぶりに眼を丸くする君に、ルイズは得意げに語りかける。 本当は朝食のときこうして、君に貴族と平民の圧倒的な貧富の差を、見せつけるつもりだったのだろう。 朝は君が火狐を調べることを優先させたため、彼女のあては外れたのだが。 卓上にさまざまな山海の珍味が並び、ワインが注がれる。 いくら育ち盛りの少年少女たちとはいえ、とても平らげられるとは思えぬ量だ。 この文字通りの貴族趣味に、君は驚きや羨望を通り越して怒りすら覚える。 君は、混沌の都カレーを出てからこの一週間ちかく、粗食に耐えてきたのだ。 狂えるバク地方には、まともな料理を出してくれる宿や、安心して口にできる動植物など存在しなかったのだから。 ”偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ” ”今日もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝します” さらに食前の祈りの文句が君の機嫌を悪くするが(これでささやか!)、ルイズは君の険しい表情を気にした様子もなく、 椅子にすわったまま君のほうを振り向く。 次は給仕をさせるつもりか、それとも、平民は口にすることもできない珍味の自慢でもするつもりなのだろうか? 「あんた、朝ご飯抜いたでしょ」 ルイズの問いかけに、君は曖昧にうなずく。 「わたしはこんなに食べきれないから、これ、外に持っていっていいわよ」と言うと、 鴨のソテーの切れ端やリンゴのシロップ漬け、ミートパイなどが載った銀の皿を君に押し付ける。 「朝ご飯も食べないで働いて、あんたがお腹空かして倒れでもしたら、恥をかくのは、わたしなんだからね!」 彼女も根っからの暴君というわけではないようだ。 ここは素直に好意にあずかることにし、君はルイズにむかってやや大仰に礼を言うと、皿を片手に食堂を出ようとする。 そのとき、喧騒のなかで、聞き覚えのある女の声を耳にする。 確か、シエスタとかいう奉公人の少女の声だが、なにかに脅えているような声色だ。 君は、シエスタになにが起きたのかを確認しにいくか(二三一へ)? それとも久々のまともな食事を優先するか(八五へ)? 二三一 シエスタは、背の高い少年にしきりに頭を下げて、許しを乞うている。 その顔は青ざめ、離れたところから見ていても、がたがたと全身が震えているのがわかる。 相手の少年は癖の強い金髪、生白い肌、高慢な目つきをした、いかにも苦労を知らぬ貴族の坊ちゃまといった風体だ。 近くに居る生徒からだいたいの事情を聞くが、あきれるほどばかばかしい話だ。 自身の放埓な女性関係がぶざまに破綻した責任を、たまたま近くにいた、立場の弱い者に押し付け、 無力な少女を死ぬほどおびえさせるとは。 君は貴族の横暴に再び怒りを覚えるが、ここであまり目立つのも考えものだろう。 君は、彼らのあいだに割って入り、少年に対して道理をもって諭すか(二六六へ)? それとも、腹いせにこの少年に喧嘩を売るか(七へ)? 見知らぬ世界での厄介ごとは避け、おとなしく食堂から出るか(八五へ)? 七 金髪の少年は、シエスタの必死の謝罪に溜飲を下げ、彼女を解放しようとしているが、そこに君が進み出る。 驚くシエスタををよそに、君は少年の女性関係における失敗を嘲り、力に劣る者に責任転嫁したことを罵倒し、人の上に立つ資格などない 弱虫だと嘲笑う。 さらに続く、汚い卑語だらけの君の挑発に、周囲の生徒たちからくすくすと笑いが漏れる。 「ギーシュ! 残念だが、そいつがまったく正しい!」と、 野次る者まで出てくるありさまだ。 ギーシュと呼ばれた少年は整った容貌を歪ませ、白い肌を真っ赤に染め、 「き、きさま……いや、君は確か≪ゼロのルイズ≫が召喚した平民だったな」と、 吐き捨てるように言う。 貴族をここまで侮辱してただで済むと思っているのかと唸るギーシュに君は、お前が貴族なら自分は至高神タイタン様だと切り返す。 「き、きさま、決闘だ! 今すぐ『ヴェストリの広場』まで来い!」と唾を飛ばして叫ぶと、 ギーシュはマントを翻し野次馬を押し退けながら、食堂を出ていく。 ギーシュの姿が見えなくなると、シエスタはあいかわらず震えながら、 「ミスタ・グラモンは本気で怒っていました! 殺されてしまいます!」と悲痛な声をあげる。 君は心配するなと優しく答える。 命のやりとりなら、カントパーニ門をくぐってから今日まで、嫌というほど経験してきたのだから。二八へ。 二八 学院の西側、本塔の日陰になった『ヴェストリの広場』まで来た君は、周囲を取り囲む生徒たちの数に驚く。 決闘の噂は、電光石火の速さで娯楽に飢えた少年たちのあいだに広まったようだ。 人垣をかき分けて広場の中央に出ようとした君は、背後から呼び止められる。 「あ、あんた! 使い魔の分際で、なに、勝手な真似してるのよ!」 食堂からここまで走ってきたためか、怒りのためか、あるいはその両方か、息を切らせつつルイズは怒鳴る。 「ちょっとは剣も使えるみたいだけど、そんなのじゃメイジには絶対に勝てないんだから!」 ルイズによれば、平民が貴族を侮辱し、結果として決闘を行うというのは、この世界では起こりえぬ大事件なのだ。 平民が魔法使いである貴族を倒す方法は、背後から不意打ちをしかけるか、多数をもって一斉に襲いかかるくらいしかない。 一対一の正々堂々とした決闘で、貴族が平民に負けることなどありえないのだという。 脅し、騒ぎ、袖をひっぱるルイズを無視して、君は広場の中央に進み出る。 「逃げ出さなかったことだけは、褒めてやろう!」 まだ、いくらか顔が紅潮したままのギーシュが、君を睨みながら言い放つ。 君は、こっちの準備はできているから、さっさと始めろと答える。 「剣を使うようだが、そのなまくらがこの僕、≪青銅のギーシュ≫に触れることはないと思え!」 ギーシュがその言葉と同時に、手に持った大輪の薔薇を振るうと、一枚の花びらが宙に舞う。 花びらは瞬時に、甲冑をまとい槍を手にした女戦士の彫像に変化し、君の前に降り立つ。 「僕のワルキューレの相手になるかどうかも、怪しいところだ!」 青銅製の女戦士像が、君に向かってくる。 君はこの青銅ゴーレムと闘わねばならない。 剣を使うか(二一一へ)? 術を使うか(二六六へ)? 二一一 青銅ゴーレムは見かけよりもずっと俊敏だ。 青銅ゴーレム 技術点・八 体力点・一〇 勝ったなら一六一へ。 一六一 青銅ゴーレムは全身の関節を砕かれ、君の足元に倒れ伏す。 「ほう! たいした剣技だ!」 青銅ゴーレムを倒されたギーシュだが、うろたえる様子はない。 整った顔には、酷薄な笑みすら浮かんでいる。 ギーシュがふたたび薔薇を振るうと、新たに六体の青銅ゴーレムが現れる。 「だが、どんなに強い剣士でも、同時に繰り出される六本の槍はかわせないだろう?」 六体の青銅ゴーレムは、君を包囲するようにじりじりと間合いを詰める。 これはギーシュの言うとおり、剣では手に余る相手だ。 術で身を守るか? GAK・三五九へ JIG・四〇八へ MUD・二九六へ HUF・三八二へ POP・三四〇へ 術を使いたくないなら一四へ。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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荒野の果て。 本来ならば誰も近寄らぬその場で、その儀式行われていた。 その径、数十メートルはあろうかという魔法円。 その数、数十人からなら召喚師の集団。 この世ならざるもの、魔を司る王を呼び寄せる儀式である。 世界の再生のために、世界を破壊する者達。 それが彼ら。 少女は諦めていた。 自分が器とされることに。 自分が贄とされることに。 これが自分の宿命であると、自分を騙していた。 子に親を選ぶ権利はなく、彼女の親は召喚師だった。 それだけのこと。 だけど、最後の瞬間、彼女は願ってしまった。 生きたい、と。 助けて欲しい、と だから、それはきっと奇跡ではなく必然。 精緻に編まれた術に、他所からの召喚という楔を打ち込まれた。 輝ける鏡が捕らえた獲物は、儀式の要、魔王の依り代、捧げられし娘。 全ての意味は崩壊し、織りこまれた式は意味を失い、流れを見失った魔力が荒れ狂う。 その嵐は、あらゆる生物がただの物になっても矛を収めなかった。 魔力の嵐はおさまったのは、巨大な陣は抉り取られ、荒野に大穴があいたころ。 生き物がいない以上、結果を気にするものはもういない。 仮に、儀式の参加者と死体の数がつりあわなかったとしても……。 * * * ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは焦っていた。 使い魔の召喚に成功した。そこまではいい。 その使い魔が人間の少女なこととか、それなりにいい服を着ていることとか、 オマケに目が合った直後に意識を失ったことは、今は脇においておこう。 最大の問題は、彼女の召喚とともにぶちまけられたものだ。 へし折られた杖、血に染まった布、破損した剣が幾本か。 色とりどりの宝石も散らばったが、それを問題にしない程にキナ臭すぎる品ばかり。 使い魔自身も無事とは到底いえない程に、傷にまみれていた。 「……ミスタ・コルベール!」 故に、ルイズが禿頭の教師に判断を仰いだのは当然のことであり、 結果として、その日残った授業全てを欠席することとなった。 * * * 数刻後、保健室の中は妙な空気に満たされていた。 原因は桃色がかったブロンドの魔法使いと、紫がかった黒髪の眠り姫。。 保健室の水のメイジ曰く、「気絶の原因は精神力の使いすぎ」らしい。 精神力が尽き、杖も折られる。メイジとしては最悪の状況。 コルベールとしては、ルイズの召喚が彼女を救ったと思いたかった。 場合によっては外交問題である。 そうなってしまっては、教え子も進級どころではないのだから。 蒼か、金か、無色か。 召喚された少女、――クラレットが最初に考えたのはこれだった。 この状態はどう考えても召喚術の結果だからだ。 リィンバウムの存在を召喚できるかは知識にないが、他に表しようがない。 まず手当てを受けていること確認。 無色じゃない。無色だったら使えない召喚獣はその場で破棄される。 夢うつつで聞いた単語に「学院」というのがあった。 金でもない。彼らは召喚術を家単位の秘伝としている。 ならば蒼か。帝国の軍の可能性もあるが、どちらにしろ当面は安全だ。 とりあえず起きよう。起きて話をしよう。 「お目覚めかな、え~と、ミス……」 「クラレットとお呼びください。家名は申し訳ありませんが……」 人間関係は自己紹介からはじまる。これはどこの世界でもきっと同じこと。 だが、その始まりに問題が発生した場合どうすればいいのか。 家名があるのに名乗れない。それは彼女が訳あり以外の何者でもないことを示している。 沈黙が場を支配するのは当然かもしれない。 「あの……、続き、よろしいですか……?」 先に沈黙に屈したのはクラレットだった。 「あぁ、これは失礼。私はこのトリステイン魔法学院で教師をしているコルベールと申します。こちらは、」 「ルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 「私を召喚したのはルイズさんで……え……」 小さな違和感。その原因を求めて情報を反芻する。 ――魔法学院? 「今、魔法学校って言いました?」 「いかにも。ここは魔法学院です」 生粋のリィンバウム人にとって、魔法とは召喚獣が使うものである。 ここは、その魔法を教えてくれる教育機関らしい。 つまりは……異世界。 「あの、ここは……」 「ハルケギニア大陸の、トリステイン王国にある、トリステイン魔法学院。って、なんで頭抱えてるのよ?」 「知ってる地名が……ありません……」 * * * 夜。双月は二人を照らす。 やっと『魔法使い』になれた少女にとっても、暗闇から抜け出た少女にとっても、その光はまさに祝福だった。 右手に刻まれた絆の証を掲げ見る。 「『コントラクト・サーヴァント』でしたっけ」 「先生ももう少し気を利かせるべきよね……」 「ちょっと恥ずかしかったです」 調べ終わるまで自分が若い女性の手を握っていたのに気がつかないあたりが、彼の独身の理由な気がする。 できれば契約の儀式を凝視するのも勘弁して欲しかった。 いやまぁ、それが仕事なのは二人ともよ~くわかっているのだが。 そして問題はもうひとつ 「異世界、ねぇ」 「信じられませんか?」 「いきなり信じろって言う方が無理よ」 「私には、他の世界を知らないことのほうが不思議でした」 「召喚術だっけ。まぁ、あんたからすればそうなのかもね」 人間を使い魔にするのも前代未聞だが、使い魔の立場を自分から希望するというのも希少だろう。 元より送還する術がない旨を伝えたときの表情も、『安堵』と思しきものであった。 クラレットの召喚術は送還とセットで扱うものだという。 ならば、それはつまり彼女に帰る意思がないことの証。 むしろ帰ることを恐れているということなのかもしれない。 「ねぇ、クラレット。」 「はい?」 小さな疑問だ。答えをえる必要はどこにもない。 使い魔は一生のパートナー。答えを求めるのは無駄でしかない。 「召喚した私が言うのも変なんだけど、いいの? 帰る方法、探さなくて」 「幸か不幸か、向こうには悲しい思い出ばっかりでした。だから少し嬉しいくらいで」 言葉だけ聞けばそれは真実なのだろう。 「嘘」 でも虚言だ。証拠だってある。 「本当ですよ」 「泣きながら言っても説得力ないわね」 「いじわるですね。嬉し涙ってことにして頂けませんか?」 「ならそういうことにしといてあげるわ」 故郷というのは帰る場所のことを指す言葉だ。 あるいは「帰る」という言葉を聞いて、二番目くらいに思い出す場所でもいい。 もし自分がラ・ヴァリエール領に帰れなくなったら、というのはあまり考えたくない。 「……ルイズ」 「何?」 「無色の派閥の召喚師、『破戒の総帥』オルドレイク・セルボルトが娘、 クラレット・セルボルトはもうこの世にはいません」 それはとても強くてまっすぐな言葉。 だから、ルイズは聞かないわけにはいかなかった。 だってそれは、使い魔の決意表明なのだから。 自分の主としての最初の仕事であり、クラレットの使い魔としての最初の仕事。 「ここにいるのはあなたの、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔の…」 一拍置いて、彼女は言った。 それはもう嬉しそうに。これ以上ないほど誇らしげに。 そして、とても楽しそうに言い放った。 「クラレットです」 ~後会話~ 「あの、私はどこで寝ればいいんでしょう?」 「とりあえず今夜は一緒に寝るわよ…。探せば予備のベッドくらいあるでしょ」 「従者が一緒でいいんですか?」 「そこはほら! 女の子を床で寝かせるわけにもいかないでしょ! 体とかにもよくないし!」
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ 二九六 体力点一を失う。 砂の持ち合わせはあるか? なければこの術の効果はないので、一六一へ戻って選びなおせ。 君が青銅ゴーレムたちの足下の地面に砂を投げると、途端に地面が泡立ちはじめ、流砂が青銅ゴーレムの足をとらえる。 六体の青銅ゴーレムは次々とその場に倒れ、重い青銅の躯体はみるみるうちに沈んでいく。 あっという間にその姿は見えなくなり、やがて流砂は、もとの固い地面へと戻る。 「≪土≫系統だ!」 「杖もなしに、あれだけの魔法を……?」 周りを囲んで見物していた生徒たちが、思いもよらぬ結果に驚きざわめくなか、君は決闘の相手であるギーシュを正面から見据える。 少年の顔は青ざめ、戦意を喪失しているのは誰の目にも明らかだ。 「き、君も≪土≫のメイジだったのか!?」 ギーシュが震える声で問いかけてくる。 君はどう答える? この世界とは原理の異なる、異国の魔法の使い手だと打ち明けるか?・四五へ 魔法の道具を武器にする平民だと答えるか?・一二五へ なにも答えず剣を構え、ギーシュに一撃を浴びせるか?・二二六へ 一二五 「君の国では、こんな恐ろしいマジック・アイテムを平民が使えるというのか。 どうりでメイジを恐れないわけだ」 ギーシュは君に怯えながらも、非常に感心した様子だ。 君が白刃をちらつかせながら、まだ決闘は終わっていないぞと言うと、 「もちろん、僕の負けだ! 参った!」と、 慌てて茎だけになった薔薇を放り投げ、頭を下げる。 先刻、理不尽に叱りつけたシエスタに謝罪するのかと尋ねると、 「あれは、完全に僕の八つ当たりだった。 貴族として恥ずべきことだ、すぐにでも謝罪しに行く」という、 思った以上に潔い答えが返ってくる。 敗北を認めたギーシュに対し、君は食堂での非礼を彼に詫びることにする。 祖国の運命のかかった重大な任務の途中で突然、わけのわからぬ世界に連れ込まれた困惑と苛立ちが、君に食堂でのあの挑発的な 言動をとらせたのだ。 考えてみればもっと穏便に諌めることもできたのに、大人げない行為だと反省する。 君の謙虚な態度にギーシュは感謝し、騎士道的な行いを褒めたたえて、握手を求める。 貴重な知り合いができた。 強運点二を加え、一五四へ。 一五四 食堂に戻って、ギーシュがシエスタに真剣に謝罪するのを見届けた君は、ギーシュに続いてその場を離れようとするが、背後から呼び止められる。 「わ、わたしなんかのために、本当にありがとうございます!」 頬を紅く染めたシエスタが、君に何度も頭を下げる。 君がギーシュ相手に決闘を行ったのは、半ば憂さ晴らしのためだったのだから、ここまで感謝されるとかえって心地悪い。 たいしたことではないから気にするなと食堂を出ようとするのだが、シエスタは、ぜひ他の使用人たちにも会ってほしいと言う。 君はシエスタの頼みを聞くか(一一九へ)? 断って、ルイズの姿を探すか(二七八へ)? 一一九 シエスタに導かれ、君がやってきたのは食堂の裏手、調理場だ。 昼食の時間が終わってまだまもないため、大皿、匙、グラスなど大量の食器が運び込まれ、水を張った大桶に漬けられている。 食器が洗われているいっぽう、夕食の下ごしらえも行われているが、大半の料理人は手が空いているようだ。 シエスタが料理長らしき太った中年の男に君を紹介し、事の顛末を説明すると、マルトーという名の料理長は狂喜し、他の料理人たちも 歓声をあげる。 彼らは以前から貴族の横暴を腹に据えかねており、魔法の道具を使ったとはいえ、一介の平民である君が貴族の魔法に打ち勝ったというのを、 わが事のように喜んでいるのだ。 調理場は君を質問責めにするマルトーを中心に、お祭り騒ぎになる。 マルトーは君の前に豪勢な料理とワインを並べ、好きなだけ食べてくれと言う。 暖かな料理を口にした君は、食材の良さを抜きにしても、マルトーの料理の腕前は君の知る限り最高のものだと確信する。 今日まだ食事をしていなかったら体力点四を、すでにどこかで食べていれば体力点二を加えよ。 マルトーは、君がギーシュの青銅ゴーレムを葬った謎めいた魔法の道具を話題にあげる。 「そんな凄いものが、あんたの国じゃあ平民の手に渡っているのか」 君が背嚢から出した品々を眺めつつ、唸るように言う。 「なあ、いくらでも出すから俺にも売ってくれよ! 貴族連中が癇癪を起こしたときの護身用に欲しいんだ」 君は、右も左もわからぬこの土地では、これらの魔法の道具が命綱も同然なので、残念ながら譲るわけにはいかぬと答える。 実際は、魔法使いの術と併用しなければなんの効果もあらわれないうえ、道具自体はハルケギニアでも簡単に調達できそうなものばかりなのだが。 なおも道具を買い取ろうと粘るマルトーとシエスタに食事の礼を述べ、君は足早に調理場を立ち去る。四○へ。 四〇 君は調理場を出て、午後の授業に出席しているはずのルイズを探すが、考えてみればどこになんの教室があるのかを君は知らない。 五つの塔がそびえ立つ広大な学院内を、手当たり次第に探すわけにもいかぬだろう。 君は、誰か通りかかった人間に、教室の場所を尋ねるか(一八〇へ)? それとも、寄宿舎のルイズの部屋まで戻り、彼女の帰りを待つか(一三三へ)? 一八〇 本塔の周囲を歩き回る君は、ふたつのマントを羽織った人影を目にする。 一人はやや頭の禿げ上がった、学者風の中年の魔法使い。 昨日の草原の一件で、生徒たちを率いていた男だ。 もう一人は、緑がかった髪と眼鏡が目立つ、美しく理知的な女だ。 なにやら巻物の束を抱えている。 君はどちらに話しかける? 中年男(一三三)か、美女か(二七二)? 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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ソーサリアン 種族 コメント 日本ファルコムが開発、発売したコンピュータゲーム。 種族 ストライク:戦士 ムウマージ:魔法使い オノノクス:ドワーフ エルフーン:エルフ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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本記事は、最初に発売された3DO版を元に解説しています。 より普及率の高いセガサターン版はゲームバランスが一新されているため、記事の解説と異なる場合があります。 ソード ソーサリー 【そーど あんど そーさりー】 ジャンル RPG 対応機種 3DO interactive multiplayer 発売・開発元 マイクロキャビン 発売日 1995年9月14日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1人 レーティング 3DO用審査 E(全年齢) 備考 1996年5月31日にセガサターン版発売廉価版(サタコレ) 1997年12月11日 判定 良作 ポイント 3DOを代表する本格的JRPGゆる~いシナリオが特色チェスのような戦場で射線上の攻防を繰り広げる手堅く気軽に遊べ、初めて触れるゲームとしてもおすすめヘビーユーザーにはやや不向き 概要 あらすじ 特徴 パーティメンバー 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 概要 『パワーズキングダム』など3DOソフトの開発を精力的に行なっていた、マイクロキャビンによるRPG。 当時の国内ゲーム市場はRPGの需要が高く、3DOの貴重なJRPGである本作はハードを支えた作品の一つとして知られている。 後にセガサターンにも移植されており、知名度はそちらの方が高い。 あらすじ 今とは違う時代、 我々の知らない世界での物語を集めた伝説。 人はそれを、ソード・アンド・ソーサリーと呼ぶ。 これは後に、 小さな魔法使いルシオンとその仲間たちの冒険として知られるようになる物語である。 (パッケージより) はるか辺境の山間に、コッキンドールという偉大な魔導士が住んでいた。 ある日のこと、彼は弟子のルシオンに対し、意味深な言葉を残して旅に出る。 「わしの星占いによれば、留守中に、お前の人生に大きな影響を与える客人がやってくるだろう。 それが吉か凶か、そこまでは分からん・・・。 いずれにせよ、己が心の指し示す風向きに翔ぶがいい。」 そうしてルシオンが留守番をしていると、奇妙な青年・エルゴートがコッキンドールを訪ねてやってきた。 ひょんなことから狼男と化した彼は、その治療のために偉大な魔導士に助けを求めてきたのである。 しかし肝心のコッキンドールはその場にいない。暇を持て余していたルシオンは、「行くべき道を指し示す」という名目のもと、気の赴くままにエルゴートの行く末を唱え始めた。 彼の体質はミラドール付近に住む獣人族しか治せず、その旅路にルシオンも連れて行かなければならないのだという。 「なんですって!?いや、しかし・・・。」 狼狽するエルゴート。 「連ーれーてー行ーくーのーだー!」 ……かくして、「占いの暗示」という名目でちゃっかり暇つぶしに興じるルシオン。 これが世界の運命を揺るがす旅の始まりになるとは、まだ知る由もなかった。 特徴 世界観 「剣と魔法」という直球なタイトルが示す通り、今作は中世ファンタジーの王道を貫いた作風が特徴である。 基本的な戦闘システム 同時に戦闘できるのは最大4人で、敵は最大6体まで同時に出現する。 最終的なパーティは5人(+魔法で召喚できるゴーレム1体)となるため、ゲーム後半は必然的に欠員が出る。 不参戦のパーティにも参戦パーティと同じだけの経験値が配分されるため、補欠メンバーの育成が疎かになる事はない。 行動順は敵味方それぞれの素早さに応じて決定し、敵味方関係なく素早いキャラクターから順に行動する。 多少のランダム性あり。 戦闘不能のパーティに出番が回ってきた場合、戦闘に参加していないメンバーがいる場合はそれと交代する。 戦闘システム 今作の戦闘はチェスや将棋のような格子状のフィールドを舞台に、自陣と敵陣に分かれて行われる。 戦場の大きさは最大で7×7。ステージによっては壁があり、横幅が狭くなる。 イメージとしては『ロックマンエグゼシリーズ』、初期の『アトリエシリーズ』の戦闘に近い。 ただしこれらの作品とは異なり、フィールドの中央にはどちらの陣地にも属さない地帯も存在する(実際のチェスや将棋と同様)。 各キャラクターは手番開始時に自分の陣地の中だけを自由に移動できる。 中央の地帯には障害物が設置されており、敵味方問わず攻撃の妨げとなる。 後述する特定の条件が揃えば、障害物の破壊も可能。 各キャラクターは、攻撃対象に選んだ相手との射線上に障害物が無い場合のみ、それを攻撃できる。 間に障害物がある場合、代わりにその障害物を攻撃してしまう。 武器ごとに設定された破壊力が障害物の耐久力を上回っていれば、破壊することができる。 破壊力が下回っていた場合、何も起きないまま別のキャラクターに手番が回る。 + 戦闘シーンの具体例 A ○ B ☆ ○ ○ D C 上の図は、戦闘シーンのフィールドを真横に傾けたもの。左2列が自陣、右2列が敵陣となる。 実際のゲームでは、この左下あたりからのカメラアングルで描画される。 この例では3列のみ使われているが、実際のゲームでは最大7列で戦闘が行われることもある。 Aが味方パーティ、BCDが敵キャラクター、○はその間を阻む障害物。 味方の隊列はあらかじめ決めることが可能だが、それ以外の配置は戦闘のたびにランダムに変化する。 プレイヤーのターンにおいて、AはBCDのうち誰を攻撃するか自由に選べる。しかしこの例で攻撃できるのはCのみ。 BかDを選んだ場合、Aとの射線上にある障害物を攻撃し、そのまま1ターン消費されてしまう。 障害物だけでなく、敵が道を塞いでいる場合も同様。例えばBとDの間に敵がいたら、Cの代わりにその敵を攻撃することになる。 武器に設定された「破壊力」が障害物の耐久力を上回っている場合、それを破壊できる。 障害物が減ることで相手を攻撃しやすくなるが、それは敵にとっても同じこと。うかつに壊すと相手に先制のチャンスを与えてしまう。 攻撃の前には位置変更が可能で、例えば☆の位置にパーティを移動させればBを攻撃できるようになる。 逆に言うと、相手を攻撃できる位置に来たらこちらも狙われやすくなってしまう。もし相手から攻撃を受けたくないのなら、移動せずに障害物で攻撃を防ぐのが吉。 このように今作は「相手を攻撃できる位置に立つと自分も狙われやすくなる」と言った、各種シューティングゲームのような古典的な駆け引きが詰まっている。 魔法 全23種類。今作のパーティメンバーのうち、魔法が使えるのは基本的に主人公のルシオンのみ。 各地のボスを倒し、周辺の街にいる人物に話しかけることで魔法を授けてもらえる。 各地には魔神を呼び出せるアイテムが落ちていて、これを使えば他のパーティメンバーも魔法を使用可能。MPを100消費する。 効果は魔神によって異なり、何度でも使用可能。 障害物の破壊 これは戦闘だけでなく、街中やダンジョン等の移動でも有効な操作となる。 破壊可能な障害物の前でCボタンを押すと、その耐久力を上回る破壊力の武器で破壊できる。 ダンジョンではこのコマンドが無いと先に進めない箇所が多い。 障害物を破壊すると、一定の確率でドーピングアイテムが手に入る。 このため今作はドーピングアイテムを容易に無限調達でき、レベル上げをしなくてもパーティを育成可能である。 ちなみに破壊できる障害物は岩や木といった物ばかりではなく、人の家にある物体も該当する。 「人の家に上がり込んでツボやタンスを物色するJRPG主人公」は数あれど、タンスや机、果ては暖炉まで片っ端から破壊していく主人公はそうそういないだろう…… セーブ フィールドでのみいつでも可能。 データは最大で4つ。 ただし3DOの内部容量をフル活用しても3つ保存するのが限界なので、保存用の周辺機器を持っていない場合は素直にデータ1つで進める事になる。 幸いなことに、今作には取り返しのつかない要素が1箇所しか無い(*1)ので、詰みの心配はしなくて良い。 パーティメンバー + クリックで開く ルシオン 今作の主人公。ちょっと能天気な魔法使いの女の子。「〜だよん。」「にゃは☆」など独特なセリフ回しが印象的。自由奔放なようでいておせっかい焼きな一面もあり、暇つぶしから始まった旅はやがて世界を救う旅へと発展していく。 唯一魔法を使えるのが大きな強みで、多彩な戦略から攻めることが可能。 その分、回復や全体攻撃といった重要な技も彼女が全て担っており、戦闘不能になると窮地に陥る可能性も。 エルゴート 獣人に襲われたことがきっかけで狼男と化した青年。自らの体質を変えた獣人を憎むシリアスなイケメンだが、仲間たちの緩いムードには振り回されてばかりいる。 今作には昼夜の概念があり、夜になると攻撃力が大きく強化される 前方と左右を薙ぎ払える武器を唯一扱うことができ、雑魚敵の一掃に重宝する。 ミミナガ ウサギとモグラを合わせたような種族・モールベアの戦士。周囲から失望されるほどに弱虫な青年だったが、ルシオンとの出会いをきっかけに少しずつ成長していく。 序盤は弱く、後半に強くなる大器晩成タイプ。いつでも使える全体攻撃「アースクエイク」は少し攻撃力が低いものの、障害物を全て一掃してくれる便利な側面もある。ササっと決着したい場合はアースクエイクから一気にカタを付けるのが基本となる。 瀕死になると「死んだフリ」を行い、敵に狙われなくなる。 カネヨン バトルマニアのリザードマン。おじさんと呼ばれることを気にしている独身。村を襲った怪物の迎撃をきっかけにルシオン達と出会い、行動を共にする。 今作で唯一二刀流を扱える。攻撃力の高い武器を2つ構えることで、とてつもない威力を発揮することも可能。 火炎放射により、不特定多数に攻撃を与えることができる。 うかつに障害物を壊してしまうことが多く、通常攻撃には劣る威力のため、炎弱点の敵に使うのが吉。 ビオメルダー 硬い殻に身を包む種族・トラメックの戦士。殻を削る鉱石が入手できず困っていたところをルシオン達が助け出し、頼れる年長者として冒険を供にする。 殻のおかげで防具が必要ない。防御力はパーティメンバー随一となっている。 最大の特徴は「投げる」攻撃。ステージ内の障害物を敵に投げつける豪快な技で、攻撃と障害物の撤去を一度にこなしてくれる。 しかし本領発揮はむしろ障害物が無くなった後。このときにコマンドを選択すると代わりに近くの仲間を敵に思いっきり投げつける。障害物を投げたときよりも威力が高く、この技に気づくとその後の戦闘は一気に楽になるはず。 ミミナガのアースクエイクと相性が良く、このコンビでお世話になることも多い。 印象的な攻撃ゆえか、のちのSS版に追加されたオープニングでもビオメルダーがミミナガを投げるシーンが描かれている。 この他、補欠パーティとしてゴーレムが存在する。 ルシオンが「ゴーレム」の魔法を使うことで使役できるようになる。レベルは魔法使用時のルシオンと同じ値になる。 装備は出来ず、性能はあまり高くないものの、戦局が苦しい時の壁役になってくれる。縛りプレイで重宝するかもしれない。 魔法でいつでも呼び出せる代わりに、一切回復が出来ないという独特な仕様を持っている。 評価点 とっつきやすく、気軽に楽しめるゲーム設計 難易度は控えめに抑えられており、ゲーム初心者でもRPGの戦略や育成の楽しさを十分に味わえる。 システム周りはとにかく親切に作られており、ストレスを感じ辛い。 ゲームオーバーになってもダンジョンの入り口に戻されるだけなので、ボスに負けて苦労が水の泡になる事はない。 戦闘に参加しなかったパーティメンバーにも経験値が入るため、育成が疎かになるのも避けられている。 中盤からはMPも回復アイテムも有り余るため、リソース管理が楽である。 この時期のRPGは幅広い層に向けた遊びやすさが追求されていたが、今作もその需要に応えた仕上がりとなっている。 シンプルながらも駆け引きのある戦闘システム 特徴欄にもある通り、障害物の破壊を巡ってシンプルな駆け引きが成立している。 ランダムな配置に応じて戦闘の切り抜け方が変わるため、単調な戦いは避けられている。このため簡単過ぎて飽きやすいということはなく、それなりのメリハリが担保されている。 バカゲー臭もする、ゆるーいシナリオ 硬派なパッケージデザインとは裏腹に、シナリオは明るく呑気で緩く進むのが特徴。この点もプレイヤーからの人気が高い。 壮大なストーリーを予感させるのはパッケージのデザインとそこに書かれた解説だけ。あらすじでも記したように、実際のお話は暇を持て余した主人公・ルシオンが来客にテキトーな出まかせを言って無理やり冒険に付き合わせるというちょっとふざけた幕開けとなっている。 その後もルシオンの好奇心から行き当たりばったりでお話が進み、最後は世界の命運をかけた戦いに飛び込んでいく。 行動のノリこそ軽いが、ルシオンは優しさと面倒見の良さから行動を起こしており、その振る舞いはきちんとした英雄譚の主人公である。 クールに見えるキャラのドジな一面が見えたり、『ちびまる子ちゃん』を彷彿とさせるナレーションがシュールなツッコミを入れてきたりと、軽いノリのユーモアは盛りだくさん。 国産RPGで3Dグラフィックを採用した最初期の作品でもある(ソース)。 まだ処理は重いものの、ゲームハードの進化を如実に感じさせるグラフィックとなっていた。 パーティメンバーの成長を感じさせる終盤の戦闘 + ネタバレ注意 ラストダンジョンでは、これまで戦ってきたボスキャラが量産されて再登場。そのままの性能で雑魚敵として参戦する。 かつて辛酸を舐めさせられたボスも次々襲ってくるが、こうした敵キャラ達を高レベルで一掃できるのは爽快。クライマックスへの盛り上がりを高めてくれる。 賛否両論点 ボリュームが薄め 総プレイ時間は15〜20時間ほどで、RPGとしては短い部類に入る。 しかし当時のRPGはプレイ時間偏重になりすぎて時間がかかる物も多く、サクッと遊べる範疇にある事を評価する声もある。 先述した難易度面と合わせ、当時のゲーム購入者の需要を抑えているとも言える。 問題点 やりこみ要素が殆どない 今作には寄り道できるダンジョンや隠しボスの類が一切無い。徹底的なまでの一本道ゲーとなっている。 その徹底ぶりたるや、先のダンジョンに無理やり進もうとすると必ず何かしらの理由を付けられて進行を拒否されてしまうほど。 このため難しいダンジョンを先に攻略して後の展開を有利にすると言った、攻略の自由度はなきに等しい。 隠しイベントの類がほとんど無いため、アイテムコンプリートは初見でも容易に達成できてしまう。 それでいて難易度が低く、先述の通りボリュームも少ないため、イベント回収や育成にこだわるRPGを期待するプレイヤーは肩透かしをくらう羽目になる。 ルシオンの魔法が充実するゲーム後半にもなると、RPGが得意なプレイヤーならほぼ負ける要素が無くなってしまう。特に氷系の魔法は高確率で敵の動きを止められてしまい、これに頼るとほとんど苦戦しない。 賛否両論点も併せると、今作は全体的にライトユーザー向けのRPGとしての趣が強い。 3DO版のテキストは必ず3行区切りでページが分かれるようになっており、中途半端に区切られて読みづらい。 「たわごとなど ききたくない」 「わ!」のような区切りが頻発し、没入感を何かと損ねてしまう。 こうしたゲームは区切りに合わせてテキストが書かれる事も多いが、今作はそうした工夫が無い。 後発のサターン版では解決されている。 こちらは文字がはみ出す場合にテキストが下へスクロールするようになり、違和感が軽減されている。 総評 がっつり遊ぶタイプの作品では無いものの、あらゆるプレイヤーが明るく緩く楽しめるのが本作の魅力。 ゲームシステムはシンプルながらもメリハリがあり、王道でありつつもネジの外れた作風はちょっと憎めなくてユーモラスに仕上がっている。 プレイヤーによっては、硬派なパッケージデザインとのギャップに意表を突かれるのでは無いだろうか。 3DOの貴重なRPGとして好意的な反響を受けており、ハードの歴史を語る上でも重要な1作である。 その後の展開 欧米市場向けには『Lucienne s Quest』というタイトルで発売されている。 海外でもそれなりに評価されており、「3DOの良作ソフト」を語る記事で名前が挙がることも多い。 3DOの主力タイトルはFPS、レースゲーム、ウォーシミュレーションといった硬派なゲームが多くを占めている(*2)が、その中にポツンと混じるJRPGの本作は異彩を放っている。 翌年には日本国内のみ、セガサターン版が発売された。大まかな内容は同じだが、細部に修正が入っている。 オープニングには、新たにアニメムービーが追加されている。 ラストの一枚絵は3DO版パッケージの再現となっている。 最大の改良点として、各キャラクターにボイスが付いたことで演出面が強化された事が挙げられる。 主人公のルシオンを務めるのは林原めぐみ。その他に当時の人気声優である椎名へきる等がキャストを務めた。 メッセージウィンドウには顔グラフィックが付くようになり、3DO版にも増してキャラクターに彩りが添えられた。とまどうルシオンのデフォルメ顔は必見。 雑魚敵や魔神のデザインは一部を除く全てが一新されている。両機種で違いを見比べるのも一興である。 ゲームバランスにも調整が入った。多くのボスに護衛が追加された他、ラスボスの性能は3DO版よりも底上げされている。 逆に難易度が下がった場面もあり、ゲーム後半に訪れるダンジョン・ビリケントンネルでは毒床の数が減少した。 難点として、3DO版よりもロード時間が長くなったとの報告も挙がっている。 エンディング後に5分放置すると、各キャラの後日談をボイスドラマとして聴けるようになっている(3DO版には非搭載)。聞き逃さないよう要注意。
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狩人とは。 2日目以降に夜の間に村人ひとりを指定し人狼の殺害から護ることができます。(わかめて鯖ルールより) 上の通り狼の襲撃を守ることができ、アイコンは銃のような形をしている。 ここまでだとあたかも狩人が指定した人の家の近くに張り込み、やってきた狼を銃で追い払っているように思える。 しかし!わかめて鯖にはもう一つ考えなければいけないことがあるのだ! それは妖狐を噛んだ時にも死体なしがでるということだ。 しかも、狼は死体がなかった時に噛んだ先が妖狐なのか、狩人の護衛なのかわからないときたもんだ。 これらの前提から狩人がふつーに銃や弓で狼を追い払っているというのが否定されてしまう。 そこで2つほど想像してみた。 1、狼が狐を噛めないのは狐の家の周りに妖術の罠が大量に仕掛けられていて、近づくと襲われる。または妖術によって家の中に入れなくなっている。→狩人も狐と同等の能力を使い、ある特定の人物の家に近寄る、または入れなくしている。 2、狼が狐を噛めない、つまり食べられないのは狐が妖術によって体をそういう体質に変えている。またはもともとそういう能力。→狩人はある特定の人物を一晩だけ狐と同じ体質にできる。 どっちにしても狩人は特殊な能力が使えるという結論になってしまう。銃いらねーじゃん。 狩人は魔法使いだったのである
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魔法名・題名のない魔法使い 使用者・クロ 〈主な性質と詳細〉 相手の心(本質)に入り込む魔法。記憶と肉体を失った自分の自我を取り戻したいという強い願いが発現しこの魔法となった。ただし、心に入り込むには条件がある。 その条件とは相手が無防備な心理状態であること。複雑な感情のバリケードが幾重にも張られていると魔法は通用しない。極めて微妙なコントロールを要する。 この魔法は副次的効果として、その対象の本質を引き出すことが出来る。クロはマヤとの対話の末に自分が人であることを思い出させた。 これは広く応用が利く。人に比べて入り込みやすい木や火や水といったものの中に入り込んでその本質を引き出すこともできる。 「何をしてるマヤ、足は何のためにある? 足は進むためにある。未来へ進むためにある!」 このような言葉が魔法となり、その力を引き出す。
https://w.atwiki.jp/bkneko/pages/944.html
図鑑No 0001~|0051~|0101~|0151~|0201~|0251~|0301~|0351~ ※エネミーのマジックスキルは個人的な印象です。 あやつられた魔法使い 図鑑No 名前 属性 タイプ 移動 0207 あやつられた魔法使い 火 魔法 地上 説明 敵にあやつられてしまった魔法使い。 いつも目を隠しているため、あやつられているのかあやつられていないのか、ぱっと見た目ではわからないが、これはあやつられている魔法使い。 備考
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名称 ランク ★ 状態 プロローグ 魔術見習い 1 魔術師になり立て プライスオーブ 魔術初心者 2 魔術に少し自信を持った者 アルガセーズ 魔術中級者 3 魔術に自信を持った者 プラピローズ 魔術上級者 4 魔術の扱いが上達している者 ソーサラー 魔術網羅者 5 魔術をマスターした者 ベルベーテス 魔法使い見習い 6 魔法を使う第一歩を歩み出した者 ルプトゥース 一般の魔法使い 7 七つある魔法を一種類扱える者。 サンタールバルタ 魔法使い熟練 8 魔法使いとして大成した者。これより上へ至った者はいない。 ユニゼルファー ? ? ? アンカーザス ? ? ? インフィニティ ? ? ?
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ゲルト「水だ!水を持ってこい!」 俺「そうか!」 俺「水よ!」 ジャバ シュゥゥゥ 俺「消えた!俺のお手柄だね!」 ゲルト「貴様!」 ゲルト「私達のズボンをこんなにしおって!」 ゲルト「何が手柄だ!元はと言えばお前が火をつけたんだろう!」 俺「ひぃ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ミーナ「あなた何でもできるんじゃなかったの?」 ミーナ「失敗しかしていないじゃない」 俺「ごめんなさい…」 ミーナ「私のズボンこんなにしてくれちゃってまったく…」 ミーナ「もうここにはもう置いて置けないわ」 俺「そんなぁ」 ウーーー 俺「うわ、びっくりした!なんだ?」 坂本「ミーナネウロイだ!」 ミーナ「ええ!今行くわ!」 俺「汚名挽回のチャンス来た!」 ミーナ「これ以上汚名を増やしてもらうのは困るんだけど…」 俺「早く行こう!」 ミーナ「あ!ちょっと!」 ミーナ「……」 ミーナ「不安だわ…」 949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 12 22 37.61 ID R2qcJnk3O たしかに汚名は返上するものだなw 950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 12 25 06.54 ID BulBQC5gO 坂本「お前も出るのか」 俺「汚名を挽回しに行くんだ!」 坂本「そ、そうか…ほどほどにな…」 ミーナ「ストライクウィッチーズ発進!」 『了解!』 俺「おお!格好いい!」 俺「じゃあ俺も!」 俺「風よ!」 ブワッ エイラ「ナンでストライカー無しで浮けるんダ?」 俺「俺、いきまーす!」 ヒューン ゲルト「あれか!」 坂本「コアはあの」 俺「俺頑張っちゃうよー!」 ヒューン 坂本「おいまて!勝手な行動は」 俺「土の精霊よ!俺に力を!」 身体能力UP!↑ティウン♪ 俺「チェストー!」 ドガーン ペリーヌ「素手でネウロイの装甲を砕きましたわ!」 坂本「信じられん…」 俺「風と水の合体魔法!」 俺「ストーム!」 ギュルルルルル ペリーヌ「今度は海から竜巻が!」 エイラ「ネウロイを飲みこんだゾ!」 パリィン 俺「倒したよー!」 ヒューン 俺「どうどう?俺凄い?」 俺「汚名挽回できた?」 坂本「ああ、できたぞ」 坂本「単独行動、命令無視」 坂本「ネウロイも倒したのにな」 坂本「汚名挽回のついでに名誉返上も出来てよかったな」 ミーナ「帰ったら私の部屋に来なさい。ご褒美をあげるわ」 俺「おお!やったー!」 ―ミーナの部屋― 俺「ご褒美は!?」 俺「食べ物か!」 俺「まさかキス!?」 俺「お、俺心の準備が///」 ミーナ「いいえ。もっと良いものよ」 俺「もっといいもの!?///」 ミーナ「そうよ。欲しいでしょぉ?」 俺「は、はは、はい!///」 ミーナ「あら、そんなに欲しがってくれるなんてよかったわ」 ドサッ 俺「なに?この紙の山」 ミーナ「ご褒美よ?」 ミーナ「これ全部に反省文を書いてもらいます」 俺「え、やだ」 俺「キスがいい」 俺「俺頑張ったじゃん」 ミーナ「あなた何をしたかまだわかってないの!」 ミーナ「あなたは何もいいことしてないの!」 俺「ネウロイ倒した」 ミーナ「ええそうね。でも命令違反をしたでしょう?」 ミーナ「プラマイゼロよ」 ミーナ「その残念な頭でも意味分かるかしら?」 ミーナ「本当なら追い出すところだけどあなたの強さに免じて反省文だけにしてあげたのよ?」 俺「えー無理無理、こんなに書けない」 俺「それに何を書いたらいいんだ?」 俺「それに俺軍人じゃないよ」 ミーナ「書くの?書かないの?」 ミーナ「書かないのならここに置いとけないわね」 俺「究極の2択じゃねーか」 俺「う~ん…」 俺「そうだ!取り引きをしよう!」 俺「俺若返りの魔法薬が作れるだ!」 ミーナ(若返り!?) 俺「それ上げるから反省文書かなくていい?」 ミーナ「規律が…いや若返り…規律…若返り…」 俺「綺麗になる薬もおまけするからさ!」 ミーナ「のったわ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 坂本「厳重注意だけですむなんてな」 ゲルト「しかしあの強さだ…」 ゲルト「戦力になると考えたんだろう」 エーリカ「で、俺はどこにいるの?」 坂本「部屋に閉じ籠ったきりでてこない」 ゲルト「それなりに反省しているのだろう」 エーリカ「ちょっと見に行って見ようよ」 ―俺の部屋― 俺「結構得意なんだよね薬の調合」 ぐつぐつ ぐつぐつ 俺「ついでに惚れ薬も作ってみよっと」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー エーリカ「俺ー入るよー」 ガチャ 俺「今はだめー!」 ググッ エーリカ「いいじゃんいれてよー」 ギリギリ ゲルト「変われハルトマン」 ドン 俺「うわっ」 ドンガラガッシャーン エーリカ「ちょっと大丈夫?!」 俺「いてて」 ゲルト「すまん…」 俺「ああー!薬がー!」 俺「みんな息止めてー」 俺「吸っちゃだめー!」 エーリカ「…なんだか身体があつく///」ハァハァ ゲルト「ボーッとして変な気持ちに…///」 俺「なんかやばい!全部混ざって変なことに!」 エーリカ「…ねえ俺…はぁはぁ///」 ゲルト「はぁ…はぁ///」 俺(どうしよう!) 俺「とりあえず逃げるか」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー エイラ「サーニャ///いいダロ///」 サーニャ「今日だけよエイラ///はぁ…はぁ…///」 俺「ここもだめか!次!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 芳佳「うへへ…リーネちゃん///」 リーネ「あっ///芳佳ちゃん///」 俺「ここもか!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ペリーヌ「少佐ぁ///」 坂本「ペリーヌ///」 俺「うわぁ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ルッキ「シャーリー柔らか~い///」 シャーリー「あっ///」 俺「oh...」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺「やっべえよ、なんか大変なことになっちゃったよ…」 俺「また怒られるよどうしよう…」 俺「なんの薬かさえわからないからなぁ」 俺「解毒薬作れないんだよなぁ…」 俺「はぁ~」 ミーナ「あら、こんな所にいたの」 俺「やばっ!見つかった!」 ミーナ「私の部屋に来なさい」 俺「は、はい…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―ミーナの部屋― ミーナ「ねぇ…身体がウズウズするの…」 ミーナ「はぁ…はぁ…///」 ミーナ「ねぇ…いいでさしょ…///はぁはぁ///」 俺「ちょ!鬼ババア!抱きつくな!」 俺「ちょっとー!」 987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 50 13.65 ID rY7SiJ1e0 ほうほう 988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 52 11.98 ID BulBQC5gO ミーナ「そんなに怯えなくてもいいのよ~///」ハァハァ ミーナ「ほらぁ~すぐよくなるから」 ミーナ「ね?どぉお?」 俺「」 ミーナ「うふふ…可愛いわね」 ミーナ「もっと可愛いがってあ・げ・る」 俺「」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 53 23.54 ID L4AUUCYdO ほほう 990 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 59 59.62 ID BulBQC5gO 師匠「まったくけしからんな」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺「んん…っ?」 ゲルト「目が覚めたのか」 俺「あれ?みんないる」 俺「どおしたの?」 ミーナ「なんてことをしてくれたの」 俺「ええっ!?」 ミーナ「あなたにはここをでていってもらいます!」 俺「」 坂本「短い付き合いだったな」 俺「そんなぁ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 魔法使いの弟子3へ続く